そんなお悩みにお応えします。
ポイント
TOEICでは何より単語を攻略することが必須です。出題頻度の高い単語は大方固定されていますので、まずはそれらを暗記しましょう。またリスニングも得点が伸びやすい領域ですので、きちんと対策をすることをおすすめします。
本記事の内容
- TOEIC試験までに実施したこと
- TOEIC試験を受けた感想
- TOEIC試験を受けようと思った理由
こんな方におすすめ
- 時間がない中でTOEICの点数を上げたい
- TOEIC対策法を理解したい
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- TOEIC925点(2022年9月受験結果)
- IELTS 7.0点
- TOEFL 95点
過去800点台から苦しみながら900点台に乗せた際の勉強法はこちらでまとめています。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
試験結果
こちらが結果です。
TOEIC925点取るために実施したこと
対策の上で心得たことは、毎日学習を継続するということです。
限られた期間でしたが、英語そのもののリズムやTOEICのパターンに少しでも慣れるために本番まで学習を積み重ねました。
とはいえ、まとまった時間の確保はできず、机に向かって学習したことは数えるほどです。
移動時間に単語暗記をしたり、散歩をしながらシャドーイングをしたり。
自分にあまりプレッシャーをかけ過ぎず、できる範囲で、でも毎日継続して学習することを意識しました。
実施したこと
- 過去問1回分のリスニングを1.3倍速で1週間シャドーイング
- 単語暗記(TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ)800-990レベルのみ往復
- 文法問題集(TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問)300問程
対策期間
- 1週間
本来は1ヶ月ほどで対策することを考えていましたが、諸事情で思うように勉強時間が確保できませんでした。
それでも隙間時間にコツコツと学習を積み重ねることで目標の900点オーバーをあげることができました。
TOEIC受験前のスペック
- 1ヶ月前に受けた簡易版TOEICで895点
- 仕事で英語は一切使わず
- 3年前に海外大学院で毎日英語漬け
本番の所感
TOEICの形式が2016年に改定されてから初めて受験しました。
個人的には読解が少し優しくなったかなと感じました。
引っかけがそこまで多くなく、TOEIC固有の勉強をそこまでしなくても、純粋な理解力があれば素直に正解を導き出せる気がしました。
逆にリスニングは少し難しくなった印象です。
特にPart1とPart2は迷わせる選択肢が多く、筆者としては確実性を持って回答できる問題が少し減りました。
リーディング
丁寧に解き過ぎたためか、全問解き終わった時点で残り3分ほどでした。
解き方としては文法も読解も全ての文章に目を通し、内容を理解してから選択肢を見て回答。
これまでは、特に読解問題で、選択肢を見てから本文を見て正解に関連する情報をスキャニングしに行っていました。
この方法だと回答速度は上がるのですが、引っ掛け問題に惑わされ失点するリスクがあります。
部分的な情報を拾うのではなく、まずは全体を把握してどの情報がどこにあったか頭に入った状態で選択肢を見に行くことで、網羅感を持って正解を選びに行くことができます。
筆者はリーディングがあまり得意ではなく最高でも430点台でしたが、今回解き方を上述のものに変えてから460点まで伸びました。
読解はほとんど正解だったので満点に近づくには文法を徹底的にやり込み、引っ掛けと正解それぞれのパターンを体に染み込ませる必要があると考えます。
リスニング
リスニングはある意味読解力がものを言います。
Part 1,2あたりは純粋なリスニング力が試されますが、後半は選択肢を先読みして「何が問われるのか」を把握する必要があります。
例えるならば、日本列島の天気予報を北海道から沖縄まで言われた後に「石川県の天気は?」と言われてもなかなか答えられないと思います。
一方で、最初から石川県の天気はどうか問われることがわかっていれば容易に正解を選ぶことができます。
つまり、TOEICテストにおいてリスニングは読解でどれだけ先読みし問われることを理解しておくかが大切なのです。
試験本番では大部屋に100人近くいたかと思いますが、リスニング中、筆者は誰よりも早くページをめくっていました。
次に何が問われるのかを理解しておく必要があるので、スピード感としては、リスニングの会話が終わると同時に質問への回答は済ませており、音声が質問文を読み上げている最中には次の設問の選択肢に目を通している速度です。
ここまでして今回リスニング満点を取れなかったのは悔しいです。
おそらく敗因はpart1,2で集中力を欠き、発話者の5W1Hを聞き逃す部分があったことだと思います。
リスニングで満点を取ろうと思ったらシャドーイングだけではなく時間内集中し切る精神力を鍛えるべく、模試を何度か解かないとダメだということがわかりました。
なぜ受験しようと思ったのか
理由は2つです。
一つは会社に登録するスコアがなかったため。
しばらくTOEICは海外で受験していたのですが、それらは全てIPと呼ばれる、公式ではないものでした。
まさかと驚きましたが、IPのスコアは会社のシステムに登録できないと言われてしまいました。
一応昇進にはTOEICの基準があり、ノースコアでは昇進ができないので、TOEICを受けるようにと上司からプレッシャーを受けていました。
2つ目の理由は、自己最高記録として950点を目指したいと思ったからです。
私が過去受けたTOEICの最高得点は925点ですが、それは6年前のものです。
6年前に925点を取ってから燃え尽き症候群となり英語の勉強をそこまでしていませんでした。
あれから時が経ち、今の自分にどれほどの英語力があるのか客観的に理解したいと思い、TOEICを受けることにしました。
TOEFLやIELTSは試験時間が長いことに加え、受験費用が3.4万するのでそこまでのモチベーションはありませんでした。
まとめ:TOEICはまず単語の強化から
間違えるパターンは以下だと考えています。
- 知らなくて間違える
- 勘違いして間違える(知ってはいる)
それぞれは違うレイヤーに存在しており、まずは「知る」ことが重要だと思います。
単語の意味がわからなければその文章が何を示しているのかわからない。
逆に単語の意味がわかれば見える世界が劇的に変わります。
そしてその次の難関が、単語の意味がわかるものの間違えてしまう、です。
これはTOEICで問われるポイントを一つ一つ理解し潰す努力が必要です。
ある程度”量”をこなす必要があります。
この際、闇雲にいくつも問題集を解くのではなく、一つのテキストを理解し切るまで何周もすることが大切です。
TOEICのテスト結果にはパートごとの配点が記載されていますので、大きく凹んでいるパートがあればそこを重点的に取り組むと良いです。
TOEICという響きを聞くだけで寒気がするようなアレルギーをお持ちの方もいると思いますが、英語は才能ではありません。
努力です。
そして努力すればかなり高い確率で得点は伸びます。
スコア目標がある方はぜひ諦めず、時には休み休みでも継続的にTOEICを受験してみてください。
応援しています!