「 自己分析 の内容を構造的に職歴書・志望動機書に落とし込むにはどのようにしたらよいか」の最後のポイントは、現職で頑張った・成果出したエピソードについてです。
当時の状況を踏まえて自ら主体的に問題意識を持ち、視座の高い課題を設定したか。
その課題解決に向けて、自らの役割を越えて主体的に行動して成果に繋げたか。
の2点に当てはまるエピソードを選定するようにしましょう。
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 海外MBA進学・2度の転職経験をもとに自身が所属する香港の団体でキャリア相談を実施
- SNSを通じてES・履歴書・職歴書・志望動機書に関するキャリアサポートを実施(20名以上)
- ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事
これまでの当社サービス利用者様からいただいた声(抜粋)はこちらをご覧ください。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
無料で活用できるキャリア診断やキャリアコーチに関するサービスについてこちらで紹介しています。
良かったら覗いてみてください。
論理性
自分がいくら成果を出したと思っていても、それが客観的に相手に伝わらないとうまくアピールできません。
そこで、エピソードに論理性を持たせるよう、意識しましょう。
論理性を持たせるには...。
それは、その成果や成功に再現性があるかです。
当時の状況から何となく成功したのではなく、障壁にぶち当たった時にどのように考え行動したのか。
その行動のどの点が成功に繋がったのか。
- 現状に対する問題意識が何か
- 設定した問題に対する施策検討(課題設定)
- 施策を実行する上での自身が工夫したアプローチ方法
を洗い出し、それらが再現性を持っているか判断しましょう。
これらを網羅的に準備できる、フレームワークはこちらでご紹介しています。
当事者意識
また、成果を語る上で欠かせないのが、自分として何を考えどう行動したのかといった当事者意識です。
具体的には、下記のポイントです。
- 自発的/主体的に自らの役割や組織の壁を越えて動いているか
- 事業/会社全体としての広い視野と高い視座を持っているか
- 目的達成に向けて周囲を巻き込んでいるか
- 高い目標であっても、諦めることなくやり抜いたか
これだけ聞くと若手の方は、担当ではそんな事象はない、と感じると思います。
事実、私もそうでした。
特に事業/会社全体として広い視野と視座を持っているか、に関しては中々ハードルが高いと感じます。
しかし実際に事業や会社全体に直接的なインパクトを与えていないくても、事業間を跨いで業務にあたった経験はあると思います。
また、人材不足や案件の特性上、自身の業務範囲を超えチームをリードしたり成果を出さなければならない場面は少なくありません。
そういった出来事1つ1つを掘り起こし、エピソードを作りこんでいきましょう。
今回は、現職での成果を語る際のポイントをお話ししました。
次回はそれらを実際に落とし込むためのフレームをご紹介したいと思います。