こんにちは!アセントキャリア代表のたかです。
今回は、国家資格キャリアコンサルタントの学科試験でよく出題される「シュロスバーグの4S理論」について、ポイントを押さえながら解説していきます。
私が実際に試験勉強で意識していたポイントをもとに、これから受験される方々が少しでも学習しやすくなるように、この記事で解説します。
さらに、動画での解説もありますので、ぜひチェックしてみてください!
シュロスバーグの4S理論とは?
1. トランジション(転機)
シュロスバーグ理論の核となる概念は「トランジション(転機)」です。
これは、人生において大きな出来事や変化を指し、次の2つのタイプに分けられます。
- イベント型:予想していた通りに起こる出来事(例:予定通りの結婚、転職など)
- ノンイベント型:予測していなかった、または期待していたが実際には起こらなかった出来事(例:思いがけない事故、希望していた部署への異動が叶わなかったなど)
この「イベント」と「ノンイベント」をしっかり理解することが、試験でのポイントになります。
2. 4Sモデル
シュロスバーグのもう一つ重要な理論が「4Sモデル」です。
転機を乗り越えるための4つの要素がこのモデルで示されています。
- Situation(状況):その転機の状況はどのようなものか
- Self(自己):自分自身の特性やリソース
- Support(支援):周囲からのサポート
- Strategies(戦略):転機にどう対処するかの戦略
この4つの要素を理解し、それぞれがどう影響し合うかをしっかり押さえておくことで、試験での正確な解答につながります。
3. 転機がもたらす4つの変化
シュロスバーグは、転機が個人にもたらす変化を次の4つに分類しています。
- 人生の役割(例:親としての役割、仕事上の役割)
- 人間関係(例:家族、同僚、友人との関係)
- 日常生活(例:生活習慣やリズムの変化)
- 自己概念(例:自分の価値やアイデンティティの変化)
これらの変化を正確に理解することも、試験では重要なポイントです。
理論を学ぶコツ:ピラミッドストラクチャー
学習の際に重要なのは、ピラミッドストラクチャーを意識することです。
まずは全体像を把握し、大枠から小さな詳細へと段階的に理解していく方法です。
例えば、シュロスバーグ理論も、まずは「トランジション」「4Sモデル」「転機がもたらす4つの変化」という3つの大枠をしっかり捉えてから、それぞれの詳細に入ると、効率よく頭に入れることができます。
YouTubeでの解説はこちらから!
動画ではさらに具体的な事例や、問題の出題傾向について詳しく解説しています。
ぜひ、こちらの動画もご覧ください!