こんにちは!アセントキャリア代表のたかです。
国家資格キャリアコンサルタントの学科試験対策として、今回は理論家「エドガー・シャイン」について解説します。
私がキャリコン合格時に意識した「最低限の努力で合格を掴むためのポイント」を元に、皆さんが学びやすいように理論家「エドガー・シャイン」について解説していきます。
このブログ記事と合わせて、YouTubeでの解説動画もご用意していますので、さらに詳しく知りたい方はぜひ動画もチェックしてみてくださいね!
エドガー・シャインとは?
エドガー・シャイン(Edgar Schein)は、「組織内キャリア発達理論」を提唱したことで知られています。
組織の中でどのようにキャリアが発達していくのかを研究し、その理論を体系化しました。
特に「外的キャリア」と「内的キャリア」の2つの概念が重要なポイントです。
外的キャリアと内的キャリアの違い
- 外的キャリア: 目に見えるキャリアの動き、例えば昇進や部署異動など、外部から観察できるキャリアの進展を指します。
- 内的キャリア: 仕事人生における自分自身の価値観や目標、自分なりのキャリアの意味を考えるものです。
試験では、この「外的キャリア」と「内的キャリア」の違いを理解していることが重要です。
キャリアコーンとキャリアアンカー
社員の理論の中で、よく出題されるのが「キャリアコーン」と「キャリアアンカー」です。
それぞれの意味とポイントを解説します。
キャリアコーン
「キャリアコーン」は外的キャリアの一部で、キャリアの進展を「縦」「横」「奥行き」の3次元で捉えるモデルです。具体的には以下の3つの構成要素があります。
- 職の中心化(職務の水平移動): 同じ階層の中での異なる職務への移動。
- 水平の動き(同一職内の専門性の深まり): 特定の職務に長く携わることでその分野のエキスパートとなる。
- 垂直の動き(昇進や降格): 役職の上下移動。
試験では、このキャリアコーンの構造をイメージしながら覚えると効果的です。
特に3次元の概念(縦軸・横軸・奥行き)をしっかり理解しておくと、試験問題でも応用が利きます。
キャリアアンカー
キャリアアンカーは、個人が自分のキャリアにおいて大切にする価値観を指します。社員はこれを8つに分類しています。
- 専門職種別: 自分の得意な分野でさらに能力を伸ばしたい。
- 全般管理: 組織全体を統括したいゼネラルマネージャー志向。
- 自立・独立: 自由を求め、縛られない働き方をしたい。
- 保証と安全: 安定した職に就きたい。
- 起業家的創造性: 自分の会社を立ち上げたい。
- 奉仕・社会貢献: 社会的に意味のある仕事をしたい。
- 純粋な挑戦: 困難な課題に挑戦したい。
- 生活様式: 仕事と生活のバランスを大切にしたい。
この8つのキャリアアンカーは、試験でもよく問われる部分です。
ポイントは、単に名前を覚えるだけでなく、その背景にある価値観や特徴を理解しておくことです。
たとえば、自分自身や周囲の人のキャリアに当てはめて考えることで、より理解が深まります。
学習のコツ
学習を進める中で、試験に出やすいポイントを意識して覚えることが大切です。
理論を丸暗記するのではなく、まずは大枠を掴んでから詳細に進んでいくのが効果的です。
また、理解が深まったら、繰り返し問題演習を行うことで、知識を定着させましょう。
試験対策としては、YouTubeで配信している動画も合わせてご覧いただくと、より効率的に学習が進められます。
動画では、スライドを使って視覚的に解説していますので、この記事の内容をさらに深掘りして理解できるはずです!
ぜひこちらからご覧ください👇
江戸川社員の理論を解説したYouTube動画はこちら