そんなお悩みにお応えします。
ポイント
wordの無料機能を使って、全て自分で作成するよりも実質半分以下の時間で逐語録を作成することができます。とても手軽にできますのでぜひ実施してみてください。無料で逐語録のフォーマットも用意しているので、ぜひご活用ください。
本記事の内容
- とっても簡単、らくらく逐語録の作成方法
- 逐語録の活用方法
- 逐語録作成のメリット・デメリット
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- 第20回キャリアコンサルタント試験で学科78点→合格
- 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験なし
- よって、厚生労働大臣認定養成講習を150時間受講
- キャリアコンサルタント有資格者の知り合い0(信じるは自分のみ!)
この記事は筆者の体験談をもとに、キャリコンを目指す同志から得た情報も参考に執筆しております。
養成講座でも教わる逐語録。
面接の練習で自身のロープレを振り返る際にも有効とされていますよね。
また、キャリコンとして活躍する際にも定期的にメンターに自身の振る舞いをレビューいただく際にこの逐語録が必要とされています。
とはいえ、逐語録の作成には時間がかかりますよね。
特に試験勉強で忙しい受験生にとっては、逐語録の作成自体に時間がかかるあまり、作成して終わり…なんてこともあるかと思います。
今回は筆者が実際に行っていた、楽な逐語録作成方法をご紹介致します。
逐語録の作成をスムーズにする逐語録シートはこちらからダウンロードできます。
養成講座などで逐語録を作成する際にご活用ください。
キャリコン合格に向けたコツに関する記事についてもぜひ覗いてみてください。
学科試験対策|仕事が忙しくても3ヶ月で合格できた勉強法【学科ポイントまとめシート付き】
学科試験対策|高効率で合格点を取りに行く【学科ポイントまとめシート付き】
養成講座にまだ通っていない方は、次のキャリコン資格学校がお勧めです
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
受験者の皆様へのメッセージ
国家資格キャリアコンサルタント試験は、多くの受験者にとってある程度の学習時間が必要な試験として知られています。
しかしながら、資格を取得すれば、キャリアアップのための有力な武器となるだけでなく、人生においても大きな自信となることでしょう。
この試験に合格するためには、適切な勉強方法や学習の計画を立てることが大切です。
そして、その過程で逐語録が役立つことは言うまでもありません。
逐語録を作成することによって、試験の出題範囲を理解し、答案を書くためのキーワードを把握することができます。
また、逐語録を作成することで、自分自身の理解度合いを確認することができるため、学習効果を高めることができます。
一方で、逐語録を作成することは決して容易ではありません。
正しい方法で作成しなければ、逆に時間の無駄になってしまうこともあります。
そのため、本記事では逐語録の作成方法や効果的な活用法について詳しく解説していきます。
最後に、受験者の皆様には、自分自身と向き合い、適切な勉強方法や学習計画を立てることをお勧めします。
そして、逐語録を作成することによって、合格に必要な知識や情報をしっかりと身につけ、自信を持って試験に臨んでください。
さらに効率的にキャリアコンサルタント取得を目指す方はこちらを利用しても良いかもしれません。
熟練のキャリアコンサルタント資格取得者が、マンツーマンレッスンを提供してくれます。
逐語録とは
国家資格キャリアコンサルタント試験の合格には、正確かつ広範囲な知識を身につけることが必要です。
そのために欠かせないのが、「逐語録」という学習ツールです。
逐語録とは、学習した内容を箇条書きにしてまとめたもので、主に参考書やテキストの内容をまとめたり、重要なポイントを整理するために使われます。
逐語録を作成することで、学習した内容を自分自身で整理することができ、理解度合いを確認することもできます。
国家資格キャリアコンサルタント試験においては、出題範囲が非常に広いため、逐語録は合格に不可欠なツールとなっています。
例えば、キャリアアップコンサルタントの仕事内容に関する知識から、就職支援や職業紹介に関する法律についての知識まで、多岐にわたる知識が必要となります。
しかし、逐語録を作成することは簡単なことではありません。
正しい方法で作成しなければ、逆に学習効果を低下させてしまうこともあります。
そのため、本記事では、逐語録の作成方法や効果的な活用法について詳しく解説していきます。
キャリアコンサルタント面接合格のノウハウはこちらでご紹介しています!
国家資格キャリアコンサルタント受験における逐語録の重要性
逐語録を作成することにより、以下のようなメリットがあります。
正確な情報を保存できる
逐語録は、話された内容をそのまま文字に起こすため、正確な情報を記録することができます。
また、後から自分で確認する際にも、正確な情報を確認することができます。
記憶力の強化につながる
逐語録は、自分でまとめることにより、記憶力を強化する効果があります。
話を聞いたり、教科書を読んだだけではなかなか覚えられないことも、自分でまとめた逐語録を繰り返し読むことにより、記憶に定着することがあります。
試験前の復習に役立つ
試験前には、大量の情報を短期間で復習する必要があります。
逐語録を作成している場合、試験前にはその逐語録を見直すことによって、効率的に復習を行うことができます。
知識の体系化につながる
逐語録は、話された内容をまとめることにより、知識を体系化する効果があります。
簡単らくらく逐語録作成に必要なもの
PCさえあれば全て無料で利用することができます。
複雑な操作は不要ですのでご安心ください。
逐語録作成に必要なもの3つ
- ロープレ録音データ(zoomなどの動画でもok)
- PC
- Microsoft Word
簡単らくらく逐語録作成の方法
らくらく逐語録作成の3ステップ
- Word fileを開き、「ディクテーション」をオンにする
- 録音した音声をPCのマイク近くで再生
- 自動書き出しされた文章を整え、逐語録に貼り付ける
Word fileを開き、「ディクテーション」をオンにする
Microsoftのwordファイルを開きます。
すると右上に「ディクテーション」と書かれたマイクのマークを見つけることができます。
マイクのマークを押すと音声認識が開始されます。
上の画面ではすでに録音中になっているため、マイクのマーク近くに赤い丸が表示されています。
録音した音声をPCのマイク近くで再生
続いて、ロープレの録音をPCの近くで再生します。
この際、PCのマイク近くで再生するとより鮮明に音声認識をしてくれます。
筆者の資料するMac Book Proではマイクがキーボード左側が位置しているため、この辺りで再生をしています。
自動書き出しされた文章を整え、逐語録に貼り付ける
再生と同時にword file上に文章の書き出しが始まります。
思いのほか精度が高いので初めは驚きました。
ただし、改行や「、」「。」などの句読点は自動で書き出しされないので、ご自身で調整する必要があります。
こちらが、音声認識で書き出した生データです。
続いて、音声認識で書き出した文章に筆者が修正を加えたものがこちらです。
青文字部分が筆者が修正を加えたポイントです。
ある程度、文章のきれい化ができたら逐語録シートにはりつけて、CL、CCの割り当てをして完成です。
ちなみにこちらで配布している逐語録シートでは、ケース概要を記載する欄を設けています。
ぜひご活用ください。
簡単らくらく逐語録作成方法の効果
この工程を踏んだ場合と、全て自分で実施した場合の差ですが、個人差はあるものの大凡50%の時間で逐語録を完成することができます。
筆者の経験ですが、5分の逐語録を作成するのに1時間ほど要していましたが、このらくらく逐語録作成方法では、30分以下で完成することができました。
逐語録は作成してからが本番ですから、如何に作成時間を削減できるかが重要です。
全て無料で実施できますので、皆さんもぜひ試してみてください。
逐語録作成メリット
文字として可視化することで、自身の振る舞いを客観視することができます。
これは文字に起こすことで、「本当はこうするべきだった」、「実はこういう意図を持ってこんな質問をした」など改めて振り返ることができます。
さらに逐語録を資格保有者や養成講座の先生に見せることで、的確なフィードバックをもらえる可能性が高まります。
レビュアーに音声データを全て聞いてもらうのは時間が勿体無いですし、口頭で自身のロープレをレビュアーに説明したところで、前後の文脈などを正確に伝えることは困難です。
逐語録があれば事実をレビュアーに伝えることができるので、その事実に基づいたフィードバックを受けることが可能となります。
さらに筆者は、許可をいただいた上で、有資格者の優れたロープレの内容を文字起こししました。
これにより、「こんな場面の時はこういった質問、こういった態度を取る」など、自身の引き出しを技としてストックを増やしていました。
逐語録作成デメリット
なんといっても作成にかかる工数です。
先ほども述べた通り、筆者は5分のロープレの逐語録を作成するのに1時間かかりました。
本番を想定した15分のロープレとなると、2、3時間はかかります。
ただしこのデメリットは、今回ご紹介したらくらく作成逐語録の方法で大幅に削減されるはずです。
逐語録の活用方法
一番は他者レビューを受けることだと考えます。
やりとり(FACTS)を可視化した逐語録をレビュアーに提示することで、的確なフィードバックを受けることができます。
他には自身で内容を改めて確認し、ここではこういう話をしたほうが良かったなどの改善を検討することができます。
うまくいかなかったと感じた部分があれば、どのように改善できるか考え、次回のロープレに活かしましょう。
さらに、自身の強みをストックすることにも活用できます。
「伝え返しを丁寧にできている」、「要約を所々入れて、相談者と同じペースで議論を展開できている」など、自己効力感を高めるためにも、自身のできたところを理解しておくことは非常に重要です。
国家資格キャリアコンサルタント受験における逐語録の重要性まとめ
本記事では、国家資格キャリアコンサルタント受験における逐語録の使い方と重要性について解説してきました。
以下、まとめとして重要ポイントを振り返ります。
- 逐語録とは、試験で出題された問題や自分が間違えた問題を、そのままの言葉で記録する方法である。解答だけではなく、解法や解釈も記録することが重要である。
- 逐語録を作成することで、過去の自分自身のミスを振り返り、同じ種類の問題で同じ過ちを犯さないようにすることができる。また、同じ種類の問題が出題された場合には、逐語録から解法や解釈を復習することができるため、効率的な復習が可能である。
- 逐語録を作成する際には、手書きでもPCやスマートフォンでも良いが、できるだけ早く正確に記録することが重要である。また、自分自身が理解できるように、わかりやすく整理することも大切である。
- 受験期間中は時間が限られており、逐語録を作成することに躊躇してしまうかもしれない。しかし、逐語録を作成することで得られる効果は非常に大きいため、時間を作ってでも作成することをおすすめする。
- 最後に、逐語録は単なるメモではなく、自分自身の成長を促すツールであることを忘れずに、自分なりの工夫をして取り入れるようにしよう。
とはいえ、忙しいみなさん、逐語録の作成に多くの時間をかける必要はありません。
手軽、しかも無料で楽ができるのであれば積極的に活用し、ぜひ効率的な学習を実現しましょう!
今回ご紹介した簡単らくらく逐語録作成の方法を活用して、みなさまにとって実りのある学習を達成することを応援しています。
合格に向けて頑張りましょう!
受験生の皆様が、逐語録を効果的に活用し、合格に向けて努力されることを心より応援しています。