そんなお悩みにお答えします。
結論:キャップジェミニの選考では、過去実績の深掘りから候補者のスキルセットを見極め、入社後に即戦力としてどの部門のどんな案件で活躍できそうかといった具体的な確認が行われます。従い、自己分析や過去の実績に対する深掘りをしておくことはもちろん、あなたのどんなスキルがキャップジェミニで活かせるか説得力を持って語れるように準備しましょう!
本記事の内容
- キャップジェミニの選考フロー
- キャップジェミニの面接で聞かれる質問例
- キャップジェミニ面接通過に向けた対策
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、
- コンサルティングファーム9社の面接に進み、通過率78%
- キャップジェミニ選考経験有(2次面接合格、3次面接辞退)
- ドイツ勤務、外資系メーカーへの転職を経て、現在は外資系コンサルティングファームでビジネスコンサルタント職に従事
この記事は筆者の体験談に加え、転職エージェント3社からの情報、及び以下の書籍を参考し執筆しています。
(本ページは一部プロモーションが含まれています)
キャップジェミニの採用面接で実際に聞かれた質問内容
私が受けた1次、2次で実際に質問された内容をご紹介します。
- なぜコンサルか→深掘り
- なぜキャップジェミニか
- キャップジェミニのことは知っていたか
- 前職・現職での業務内容について
- 各企業でそれぞれ上げた実績
- 現職を辞めたい理由は
- すでに持っているスキルセットは何か、それらをどのようにキャップジェミニで活かすことができるか
- 他社も受けていると思うが最終的にどんな軸で会社を選ぶか
- 将来はずっとコンサルでやっていきたいか、それともコンサルでないとことで活躍したいか
- 支援したい業界は
- 戦略コンサルは受けるのか/受けないのか、それはなぜか
- これまで経験した困難について (今までに壁にぶつかり、それを乗り越えた経験を教えてください)
- 10年後、15年後にどうなっていたいか
以下は職歴書の深掘り時に質問された内容です。
職歴書の内容は新卒~現在に至るまでかなり細かく質問をいただくので、面接前にご自身でも2段、3段と深掘りをしておく必要があります。
- プロマネの具体的な実施内容と工夫点
- MBAのきっかけは
- MBAで学んだことは
- MBA行ってよかったと思うか
キャップジェミニの採用面接前に知っておくべきこと
概要
- フランスのコンサルティング会社
- グローバルでは40か国、20万人のコンサルタントを擁するビッグファーム
- 2013年2月に50人超の規模で日本法人設立
- 造業や金融業を中心に日本企業の海外展開、グローバル企業の日本事業の支援ビジネスを拡大
- 日本オフィスでは現在、コンサルティングサービス (C/S)、テクノロジーサービス(T/S)、アウトソーシングサービス (O/S)を提供
- 日本オフィスでは、クライアントの業種別にチームが分かれている
- 日本オフィスは、日本籍が54%、外国籍 が46%(19ヶ国)と、多種多様な人種・人材により構成されている
強み
- クライアントは大手自動車メーカーや金融機関等の大手グローバル企業が多い
- グローバル案件に携わるチャンスが多い(プロジェクトによっては海外出張も多い)
- 日本法人は現在立ち上げ中のステージであり、完成された会社ではないため、これから一緒にカルチャーを作っていけるという面白さがある
- 「Entrepreneurship(起業家精神)」を大切にするため、一人ひとりの裁量権が大きい
- 50カ国以上に拠点を持ち、100以上の言語を話し120カ国の国籍を持つ人々が働く文化的多様性豊か
- 会社の規模がまだ小さいため若いうちから裁量の大きな仕事を任されることが多く、成長が促される
- キャップジェミニ・ユニバーシティを有し、ソフトウエアエンジニアから、プロジェクト管理者、セールスプロフェッショナル、上級管理職まで、すべての従業員が自分にふさわしいカリキュラムを設定し、必要なラーニングツールを使うことが可能
- 必要な機会があればマネジメントから担当者まで、グローバル規模ですぐにコンタクトして率直にコミュニケーションが可能
- 社内に製品開発を支援する部隊がおり。ファームウェアやIoTプラットフォームなどを生み出している為、コンサルティングを行いながら製品開発のお手伝いもできる
- 製品の企画から開発、サプライチェーン管理、マーケティングまで包括的に支援できる体制
キャップジェミニのみならず、私がコンサルティングファーム9社の面接を受けて把握した質問はこちらにまとています。
面接対策にぜひご活用ください。
面接準備と並行して、コンサルティング業界に強いエージェントへ登録し多角的に情報を集めましょう。どれも5分ほどで登録ができます。
選考フロー(キャリア採用のケース)
キャップジェミニの面接官によると、面接回数は3,4回であり、2次・3次面接で実質の採否判断がされるようです。(とはいえ、当然最後まで細心の注意をもって面接に臨むことが必要です)
- 書類選考
- 面接(3、4回程度)
- オファー面談内定
- 内定
キャップジェミニのキャリア採用に関する情報は非常少ないです。ここからは、私が受けた2回の面接をもとに情報をご紹介します。
面接傾向
私は2次面接まで進み、3時面談を辞退しています。
エージェントさんからは3次、4次面接でケースが出されることもまれにあるが、基本的に通常の面接と思ってもらって良いとコメントを受けました。
尚、面接は全てオンラインでした。
1次面接
- 面接官:1名
- 所要時間:1時間
- 内容:ビヘイビアー面接(業界でも実施される一般的な面接)
人事部のマネジャーからキャップジェミニの会社について説明を受けました。
恐らく、日本ではキャップジェミニという会社に関する情報が限定的であるためこのような場が設けられているのだと思います。
会社説明のあとには履歴書に関する簡単な質問がされ、ぜひ次の選考に進んでほしいとその場で言われました。
面接というよりかはカジュアル面談に近い印象を受けました。
2次面接
- 面接官:1名
- 所要時間:1時間
- 内容:ビヘイビアー面接
求人を出している部門のシニアマネージャーから、これまでの経験とキャップジェミニに入って活かせるスキルについて深掘りがなされました。
当然ですが1次面接に比べて選考的な要素が強く、ややぴりついた雰囲気でこちらの回答に対して2段階、3段階深掘りをされます。
過去の経験や実績に関して、そのとき何を考えてなぜその行動を起こしたのかを意識して自己分析をすることをオススメします。
自己分析について5つのステップで解説していますので、詳しくはこちらの記事をご参考ください。
質問には、クイック且つ端的に答えることを強く意識します。
3次、4次面談
こちらは私が2次面接のシニアマネージャーに次の流れを確認した際に得られた情報です。
3次面接
- ご担当者:1名(シニアマネージャー)
- 所要時間:1時間弱
4次面接
- ご担当者:1名(事業責任者)
- 所要時間:1時間
転職エージェントさんの情報によると、キャップジェミニは2次、3次面接で勝負が決まるケースが多いようです。日本法人はまだ少数精鋭で働くことがいいので、コンサル経験・ITスキル・英語などの即戦力を持った人材が求められている印象を強く持ちました。
面接合格に向け筆者が実際に準備した4つのこと
キャップジェミニの面接に向けて以下のことを実施しました。
面接通過に結び付いた4つの準備
- 会社概要・会社特徴・強み・弱みを調査
- ケース面接対策
- 想定質問に対する回答を準備
- ひたすら面接練習
会社概要・会社特徴・強み・弱みを調査
会社ホームページはもちろん、インターネット記事などで概要を集めます。
日本語での情報は限られていますので会社のグローバルサイトや英語圏での面接情報まで見てみることをオススメします。
グローバルと日本法人で面接傾向が異なる可能性がありますが、面接で問われなくても結果的に自己理解や企業研究に繋がる行動ですので時間の許す限り情報収集をトライすると良いです。
具体的には、glassdoorというサイトを利用します。
海外ではよく使われているサイトで、マッキンゼーに務めていたブラジル人のクラスメイトから大学院時代に私も教えてもらいました。
Googleアカウントを持っていれば、会社情報、過去に面接で聞かれた質問等、基本的な情報はこちらでサーチすることが可能です。
具体的な使い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
ケース面接対策
キャップジェミニは基本的にケース面接はないと転職エージェントさんから聞いていましたが、ケース面接の対策はそれでも必要だと考えます。
具体的には、まずこちらの書籍を一通り読みそのあとに転職エージェントさんとモック面接を繰り返しました。
実際に面接通過された方は上記書籍に加え、こちらの書籍も読んでいたとのことです。
ケース面接の準備を徹底したい方はこちらのも参考にしてみると良いと思います。
想定質問に対する回答を準備
転職エージェントを利用する最大のメリットの1つでもありますが、エージェントさんがこれまで支援してきた候補者から蓄積した質問集を入手します。
機密情報管理の都合上、積極的に開示されるものではありませんが、面接通過を狙う上で転職エージェントにぜひ聞き込みを行うべきです。
私は実際に事前に転職エージェントに教えてもらっていた過去問がいくつか本番の面接でも出題されました。
事前に回答内容のポイントを整理していたので、落ち着いて受け答えをすることができました。
ひたすら面接練習
考えが自分の口から自然に出てくるように何度も練習を行います。
オンライン面接でしたので、PCカメラオンで実際の表情や身振りを観察しながら必要な修正を行います。
録画をすることで声のトーンや速さについても落ち着いて分析することができます。
理想的な方法としては、第一志望群ではない企業の面接を受けて面接慣れをすることが一番パフォーマンス向上に繋がると思いました。
この辺りの戦略やスケジュールについては転職エージェントと密にやり取りをする必要があります。
ぜひ能動的に転職エージェントにアプローチし、あなたにとって納得のいく転職活動を実現しましょう。
キャップジェミニへの転職にオススメのエージェント
ケース面接練習にきちんと対応してくれる転職エージェントさんを選ぶことが必須です。
特に最後の2つに関しては、どちらもご担当の方が熱心にケース面接から選考の進め方についてアドバイスくださりました。
今でも本当に感謝しています。
まとめ:自身の移換可能スキルを洗い出し、キャップジェミニでの具体的な活用シーンを語れる粒度で面接準備、自己分析を行うことが必要!
キャップジェミニはグローバルで約20万人の社員を抱える、世界最大級のコンサルティングファームです。
日本市場でのビジネスを開始してからまだ10年前後と比較的若く、自身の成長に加えて、制度面含めて会社の成長にも関われることが醍醐味の1つであると人事部の方も仰っていました。
セルフスターター且つ組織を引っ張っていく、そんな方が大いに活躍できる機会がそろっていると感じました。
キャップジェミニの面接では、コンサルタントとしてのポテンシャルではなく即戦力を見極められますので、コンサルティング業界研究と並行して深いレベルでの自己分析が必要です。
あなたの目指すキャリアアップ実現を応援しています。
何かキャリアに関するご質問がある方はお気軽にこちらのコンタクトからご連絡頂ければと思います。
今回参考にした書籍